若かりし頃の5月4日。当時乗っていたロードバイクでこんなところを走っていた。
自宅から往復で143km。明らかにサイズの出ていない中古のレトロバイクで、よくもこんなところまで走って行ったものだと思う。道中でロードを抜かしたとか、逆に誰にも抜かれなかったとかコメントが残っている。ちなみに、平均速度は23.6km/hだった。
「自転車はエンジン（乗り手）が全てである」という通説を本当に痛感する。当時は10代であったが、今のところ人生で一番体を動かしていた時期であり、体重も今より数kg重かったくらいである。無理な姿勢だろうが体力、筋力、スタミナでカバーするから片道70kmが無謀であるとは露程も思わない。まさに、若さゆえ、である。
と思い返していたら哀しくなってきた。経済的に余裕が生まれ、自転車は新車でポンと買えるようになったし、カスタマイズも特に躊躇することなく思いのまま。でもそれはあくまで物的な話。自転車本来の役割である「走ること」に関しては、10代の頃のようなハングリー精神は皆無に等しい。一時、本気でロードレースに向き合おうとロードバイクも増車したけど、結局それまでだった。理由は色々あるけど、やっぱり遅すぎたのかもしれない。「何かを始めるのに遅すぎることなんてないよ」とは言われるけど、スポーツでありながら趣味性も高いから、熱量の違いってやっぱり大きいと思う。鉄は熱いうちに打て、って。
まあ余計な事をあーだこーだと考えていてもしょうがない。もうあの頃には戻れないし。だから、Fun to rideで持続的なサイクルライフを目指す事になったのがこのブログを始めたきっかけ。もう結構なお金かけちゃってるし（笑）末永く続けていきたいよね。
